【保存版】大腸憩室症とは?血便・腹痛の原因を専門医がわかりやすく解説(第1回)
4月 13, 2026
■ はじめに
血便や腹痛の原因として多い「大腸憩室」。
実は年齢とともに非常に多くなる病気であり、
放置してよいケースと、注意が必要なケースがあります。
本記事では、
👉 2026年改訂の最新ガイドラインを踏まえ
大腸憩室症について、専門医がわかりやすく解説します。
■ 大腸憩室とは?
※画像出典:Openverse / Wikimedia Commons(フリー素材を使用)
大腸憩室とは、
大腸の壁の一部が外側に飛び出してできた袋状の構造です。
■ なぜできるのか?
大腸の壁には、血管が通る「弱い部分」があり、
そこに腸の内圧(便秘など)がかかることで外側に押し出されて形成されます。
👉 関連する要因
- 加齢(腸壁の脆弱化)
- 便秘(腸内圧上昇)
- 食生活の変化
■ 日本人の特徴(ガイドラインでも重要)
- 若年者:右側(上行結腸)に多い
- 高齢者:左側(S状結腸)にも増加
👉 年齢とともに両側性になるのが特徴です
■ 実はとても多い
- 40歳以上:約20〜30%
- 60歳以上:約50%以上
👉 決して珍しい病気ではありません
■ ほとんどは無症状
憩室があっても
👉 約80%以上は症状が出ません
ただし一部で以下を発症します
■ 大腸憩室の2つの主な病気
① 憩室炎(けいしつえん)
※画像出典:Openverse / Wikimedia Commons(フリー素材を使用)
憩室に炎症が起きた状態です。
👉 主な症状
- 左下腹部痛
- 発熱
- 押すと痛い
👉 軽症〜重症まで幅があります
② 憩室出血
※画像出典:Openverse / Wikimedia Commons(フリー素材を使用)
憩室にある血管が破れて出血する状態です。
👉 特徴
- 突然の血便
- 痛みがないことが多い
👉 「痛くない血便」は要注意です
■ 受診の目安
🚨 すぐ受診
- 血便(特に大量)
- 強い腹痛+発熱
🏥 早めに受診
- 軽い腹痛が続く
- 過去に憩室炎を繰り返している
■ 検査について(重要)
原因を正確に調べるためには
👉 大腸カメラ(内視鏡検査)が重要です
特に血便の場合は
👉 大腸がんなどの除外が必須です
■ 当院での診療について
当院では
- 内科専門医・消化器専門医が診察
- 症状に応じて適切に検査を選択
- 必要に応じて内視鏡検査を実施
👉 患者様一人ひとりに合わせた診療を行っています
■ まとめ
- 大腸憩室は加齢とともに増える一般的な病気
- 多くは無症状だが、炎症や出血を起こすことがある
- 血便や腹痛がある場合は早めの受診が重要
■ 次回予告
👉 「2026年最新ガイドラインで何が変わったのか?」
については、次回の記事で詳しく解説します。
