国土交通省「ヘルスケアMaaS実証実験」の実証協力医療機関に選定されました!

このたび当院は、国土交通省が進める地域交通DX推進プロジェクト「ヘルスケアMaaS実証実験」において、川崎市の実証協力医療機関に選定されました。

本プロジェクトは、2025年度に徳島県立中央病院で行われた実証に続く取り組みです。今回は関東地方で初めて川崎市が実証地域に選ばれ、川崎市内では、川崎市立川崎病院と当院がモデル医療機関となる予定です。

当院は、最寄り駅から一定の距離にある場所にあります。その一方で、予約システムを活用しながら、土日を含めて継続的に内視鏡検査を行ってきました。

こうした検査実績と予約システムの運用体制が、診療・検査予約と地域交通を連携させる今回の実証実験に適していると評価され、実証協力医療機関としてお声がけいただきました。

ヘルスケアMaaS実証実験は、医療機関の診療・検査予約と地域のデマンド交通(予約型乗合交通)を連携させ、患者さまの通院負担を軽減する取り組みです。

診療・検査予約に合わせて来院時の便を手配するだけでなく、電子カルテ情報などをもとに診療や検査の終了時刻を予測し、その時間に合わせて帰りの便を手配する仕組みについて検証します。

帰宅途中に薬局やスーパーマーケットなどへ立ち寄ることも検討されています。

実施期間は2026年12月から2027年1月の予定です。川崎市内で運行されている「チョイソコかわさき」の運行ルールに合わせ、モニター利用者の最寄り乗降場と当院との間をデマンド交通で結びます。

鎮静剤を使用して胃カメラや大腸カメラを受けた場合、検査当日は自動車、バイク、自転車などを運転できません。そのため、医療機関への来院や検査後の帰宅手段が、内視鏡検査を受ける際のハードルになることがあります。

また、高齢の方や移動に不安のある方にとっては、駅や自宅から医療機関までの距離そのものが通院の負担となります。

診療や検査が終わる時間は当日の状況によって変わるため、あらかじめ帰りの交通手段を予約しにくいことも、通院時の課題の一つです。

今回の実証実験では、こうした「帰りの時間が分からないため、交通手段を予約しにくい」という問題の解決を目指します。

私は中原区で生まれ、幸区で育ち、宮前区で学びました。その後も、川崎区や麻生区の病院で医療に携わり、現在は生まれた中原区でクリニックを開院しています。

生まれてから現在まで、川崎市とのご縁の中で生活し、医療に携わってきた生粋の川崎市民です。

今回のお話をいただいた際には、生まれ育った川崎市の地域医療と、通院に不便を感じている方々のお役に立てるのであれば、ぜひ協力させていただきたいとお引き受けしました。

必要な医療を、住み慣れた地域で安心して受け続けられる環境を整えることは、地域医療における大切な課題です。

今回の実証実験が、地域の皆さまの通院負担を軽減し、必要な診療や内視鏡検査をより受けやすくする仕組みづくりにつながるよう、当院も積極的に協力してまいります。

具体的な利用条件、モニター募集、運行エリア、予約方法などについては、決まり次第、当院ホームページおよび院内掲示でお知らせいたします。

国土交通省公式サイトでは、2025年度に徳島県立中央病院で行われた実証実験の内容と結果が紹介されています。